水道が破損して床が水浸しになったときのこと

その日の講義が終わって帰宅したら、借りているアパートの台所の床が一面水浸しでした。

僕はこれまで二年間ほど一人暮らしをしていてこの部屋に住み続けてきましたが、こと「住環境のトラブル」というのは縁が無く、言うなればこれが初の大問題発生ということになるでしょうか。
一応大学のサークルで仲良くしてくれている先輩がいるのですが、その人から「トラブルは急に発生するからトラブルって言うんだよ?」などとあまり良く分からない理屈を聞いてはいましたが、なるほど、実際に自分の身を持って体験すると先輩の言わんとすることが見えてきます。

僕なりの感覚で言うと、正直これは「不意打ち」なのです。今日も講義が終わり、サークルで先輩に「デート行こうデート」なんてからかわれて、それを半ばスルーするような恰好で帰宅してやっとホッと一息つこうとしたら、このトラブルです。「玄関開けたら二秒で水浸し」なんて、何のCMのキャッチフレーズでしょう。

よくよくこの水浸しの発生源を確認してみると、キッチンの水道栓の根本の管が破裂して水が滲んでおり、これが原因だということが分かりました。水道トラブル対応の業者に電話はするとして、この水分がしみ込んだ床は、果たしていつ乾くのだろうと不安になる僕なのでした。